腰椎椎間板ヘルニア闘病記〜はてどうなるかな〜

再発してしまった腰椎椎間板ヘルニア。さてさて、この先どうなるのかな?

危険なアイス

「コーヒー飲みたいんです」と。

水とお茶だけだから、飽きてしまって。

 

具合が良かったので、助手さんに売店まで連れて行ってもらった。

 

店内は古い売店で、車椅子ではあちこちぶつかる。

そんなことは割とどうでも良く、上機嫌であった。

 

助手さんは「他に食べたいものは?」と言うので、ビスコとアイスを買った。

 「整形(外科)の患者さんだからいいよって言われたよ」と言われたらしい。

 

アイス…嗚呼アイス…食べたかった。

待っていたよこの日を。

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あまりにも 嬉しくて、病室で写真を撮るわたくし。

さーて食べるぞ。

 

バリッ。

ウマっ!

 

助手さんが再入室してくる。

「ちょっと待って」

「え」

「ごめんね、DM(糖尿)食だから、アイスダメだって」

私の血糖値は普通である。

ただのデブだ。

いいやん!

 

「これ捨てるの?」

「確認してくる」

 

「ちょっとならいいって」

「そう、ありがとう…」

 

隣のベッドにいる面会人が笑っている。

笑ってなんぼ。

「入院生活で楽しいことって食事くらいだよな」

とおじいさん。

「まったくですわ」

 

助手さんがアイスモナカを半分に割ってくれる。

モナカにして良かった。

ポジティブに。

うーん、なるべくポジティブに。

 

このアイスの味は忘れない。

ジャンボチョコモナカアイスを買うたびに、この病院を思い出すだろう。

ありがたく半分いただいた。

 

ちょっと心配になった。

勝手に食べさせて助手さんは怒られてないかな?

「看護師さんとかに怒られなかったですか?大丈夫?」

「大丈夫、整形の患者だから最初はいいって言ってたんだよ」

 

良かった。

また明日半分食べよう、ありがたく…。

 

たまたま買ったコーヒーは無糖だったのでお咎めなし。

「無糖のコーヒーはいいって」

「はい」

いじいじ。

 

早く退院したいな。